【雑記】カバルドンについて ~先展開と後展開~
シーズン1の構築における要であるこいつについて。
構築記事でも触れたが、そもそもこいつは環境初期には「弱い」という評価だった。7世代までは受けポケとしてトップクラスの評価を受けていたポケモンであったが、8世代においてはお得意様であったミミッキュの剣の舞に対し、あくびを打って流しに行っても、ダイマックス→ダイフェアリーの流れで、あくびを無効にしながら2発で落とされてしまう。よってミミッキュに対し対面ですら勝てるか怪しくなってしまった。
しかしここで改めて考えてみると、先ほどの流れではミミッキュがダイマックスをし、2ターンかけてカバルドンを落とすことになる。それに対し、カバルドンはダイマックスを切っていない。すなわち、カバルドンを落とされる代わりに、相手のダイマックスターンを2ターン消費させたうえに、ダイマックス権を温存することができているわけである。これがカバルドンの「ダイマックスを切らせる性質」であり、残り2匹のポケモンと温存しているダイマックスターンを用いて逆転していくのが前期の構築の一つの勝ち筋であった。
このような展開を嫌えば、相手はカバルドンをダイマックスを切らずに一発で落とそうとしてくるかもしれない。しかし、このようなポケモンは非常に限られており、ヒヒダルマ、ウオノラゴン、眼鏡ウオッシュロトム、その他眼鏡をもった水タイプくらいなものである。そして、これらのポケモンは初手に出てきやすいため、こちらもそれに合わせてカバルドンではなくエルフーンやニダンギルを初手に合わせることで、有利な展開を作ることができる。
さて、先ほどの話に戻る。相手に先にダイマックスを切らせ、こちらは後からダイマックスして逆転を狙っていく、という話だったが、それでは先にダイマックスを切る展開は弱いのだろうか?つまり、先展開は弱く、後展開は強いのだろうか?これは、NOである。
疲れたので続きはまた後日。